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2015.12.10監督・作品情報

【授賞式】「第20回 新藤兼人賞」、 岨手由貴子監督が金賞、松永大司監督が銀賞を受賞!

(左から)プロデューサー賞を受賞した進藤淳一氏、岨手由貴子監督、松永大司監督、進藤氏とともにプロデューサー賞を受賞した那須田淳氏

12月4日(金)、如水会館(東京都千代田区)で「第20回 新藤兼人賞」の授賞式が行われました。

「新藤兼人賞」は、日本映画の独立プロ50社によって組織される日本映画製作者協会に所属するプロデューサーが「この監督と組んで仕事をしてみたい」「今後この監督に映画を作らせてみたい」というプロデューサーの観点で選考が行われる新人監督賞で、現在では新人監督の登竜門として知られています。

新藤兼人賞とは>>

本年度は、長編デビュー作から3作品までの新人監督107作品を対象に選考が行われ、授賞式には金賞を受賞した「グッド・ストライプス」の岨手由貴子監督(ndjc2009参加作家)、銀賞を受賞した「トイレのピエタ」の松永大司監督(ndjc2010参加作家)をはじめ関係者が一同に会しました。

 

受賞のコメント

岨手由貴子監督 コメント

この賞に選んでいただきありがとうございます。この作品(「グッド・ストライプス」)の西ヶ谷寿一プロデューサーとは、以前「ndjc:若手映画作家育成プロジェクト」でご一緒していて、(当時は)この賞は本当に遠い世界の話だなと感じていたのですが、今年こうやってここに立たせていただけて西ヶ谷プロデューサーに感謝しています。今までたくさんの方に、たくさんのチャンスを与えていただいて今ここにいるんだなと思っています。こんな素晴らしい賞をいただけるなんて、撮影前は誰ひとりとして思っていなかったと思いますが、キャスト・スタッフの力で私自身、自分の作品がどんどん好きになっていきましたし、撮影が終わってもスタッフ、プロデューサー陣と何度も顔を合わせる機会ができて本当にうれしいです。またこういう幸せな作品を撮りたいと思っていますので、この賞に恥じないように次の作品も頑張ります。ありがとうございました。

 

松永大司監督 コメント

大学を卒業して、10年近くアルバイトをしていて、ずっと窓ふきをしていました。初めて窓を拭いた建物が偶然この(授賞式会場)近くにあったのですが、あの時はこういうこと(受賞)は想像できていなかったです。僕と岨手監督以外にも、身を削って映画を撮っている映画の仲間がたくさんいることを知っていて、才能があってもチャンスに恵まれなくて辞めていった友達もいて、その中で僕はとても恵まれていると思います。すごい頑固な僕にずっと付き合ってくれた、プロデューサーの小川真司さんと甘木モリオさん、本当にありがとうございました。この賞は僕だけがもらう賞ではなくて、「トイレのピエタ」チームの賞だと思っています。これから人間としても作家としても成長して、一本でも多く力強い作品をみなさんに届けられるよう頑張ろうと思います。本当にありがとうございました。

 


 

岨手由貴子監督作品
「グッド・ストライプス」
わたしの人生には、たいしたドラマなんて起こらないはずだった。
自由奔放な文化系女子の緑と、優柔不断なおぼっちゃまの真生。二人の交際も4年が経ち、いわゆるマンネリカップルに。そんな中、緑の妊娠が発覚して… 。

脚本・監督:岨手由貴子
出演:菊池亜希子、中島歩ほか

「グッド・ストライプス」公式サイト
ndjc2009詳細はこちら

 

 

松永大司監督作品
「トイレのピエタ」
最期の夏、世界にしがみつくように、恋をした。
「今一緒に死んじゃおっか?」。余命3ヵ月と告げられた宏は、出会ったばかりの女子高生・真衣から、そう誘われる。バイクの後ろに彼女を乗せてスピードを上げるが、そのまま死ぬことはできなかった。画家への夢を諦めてフリーター生活を送っていた宏にとって、ただやり過ごすだけだったこの夏。それが人生最期の夏に変わってしまった時、立ちはだかるように現れた真衣。「あのさ、背の低い子とキスする時はどうするの?」。純粋な真衣に翻弄されながらも、次第に惹かれていく。

原案:手塚治虫 脚本・監督:松永大司
出演:野田洋次郎/杉咲花 リリー・フランキー
市川紗椰 古舘寛治 森下能幸 澤田陸 MEGUMI 岩松了/
大竹しのぶ(友情出演)/宮沢りえ
配給:松竹メディア事業部

「トイレのピエタ」公式サイト
ndjc2010詳細はこちら

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