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2021.09.27監督・作品情報

ndjc2011 山下つぼみ監督『かの山』、第78回ベネチア国際映画祭「オリゾンティ短編部門」選出!コメント到着

ndjc2011 山下つぼみ監督の短編『かの山』が、第78回ベネチア国際映画祭(2021年9月1日〜11日)「オリゾンティ短編部門」に選出され、正式上映されました。

惜しくも受賞とはなりませんでしたが、現地での様子や感想について写真とコメントをいただきましたのでぜひご一読ください!

『かの山』第78回ベネチア国際映画祭「オリゾンティ短編部門」選出作品

Courtesy of Venice Film Festival

『かの山』より Courtesy of Venice Film Festival

離婚を決めた夫婦が、時間を共に過ごした街、逗子で最後にすごす1日。
何事もなくやり過ごそうとする妻を、夫は散歩に誘いだす。一瞬心が通ったように思っても、もう関係は終わったことを悟り合う。

 

2021/日本/19分
製作・監督・脚本:山下つぼみ
撮影:長谷川友美
音楽:中野徳子
サウンドデザイナー:桑原秀綱
出演:山田真歩、カトウシンスケ

<創作意図>
仲が良いようでも、いつの間にかボタンの掛け違いが起き、別れてしまうカップルは意外と多いのではないか。コロナ禍で家族と家の中に閉じ込められる中、ふと思うことが度々あった。外からは見えない脆い関係を映像化し、人とはなかなか共有できない超個人的なドラマを描くために制作した。

 

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『かの山』より Courtesy of Venice Film Festival

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『かの山』より Courtesy of Venice Film Festival

山下つぼみ監督コメント 〜ベネチア映画祭に参加して

上映されている映画が、一つのジャンルや世界観に統一されておらず
むしろ作品の多様性がかなり重要視されているように思えました。
ファンタジー、コメディ、実験映画、ドラマ、社会派などなど非常に色々で驚きつつ
それぞれかなりクオリティが高いところが印象的でした。
クオリティ、というとあらゆることが含まれますが、
撮影技術・美術・音響・作家性・物語のどれかが必ず秀でていて、
特に撮影技術と美術は確実に素晴らしいものばかりでした。
あと、作家の視点がしっかり定まってブレていないことも重要なようでした。
自分の作品が果たしてこのクオリティにかなっているのか自問自答する日々で良い刺激になりました。


「オリゾンティ短編部門」ノミネート監督全員集合!右から4番目が山下つぼみ監督。

Courtesy of Venice Film Festival

Courtesy of Venice Film Festival

ブラジル人女優・監督のバーバラ・パズさん、女優のアレッサンドラ・マエストリーニさんと行動を共にしていたという、山下つぼみ監督と主演の山田真歩さん

Courtesy of Venice Film Festival

左から、山下監督、山田真歩さん、バーバラ・パズさん、アレッサンドラ・マエストリーニさん Courtesy of Venice Film Festival

上映前の一枚。

Courtesy of Venice Film Festival

山下監督(右)と主演の山田真歩さんCourtesy of Venice Film Festival

なお本作は、第16回札幌国際短編映画祭(2021年11月12日〜12月5日)「インターナショナル・コンペティション オフィシャルセレクション」にも選出され、ジャパンプレミアとして上映が決定しています。

今後の山下つぼみ監督の活動に、ぜひご注目ください。

 

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